めぐるいえ
～回遊動線が考えられた平屋～

京都府京丹後市の平屋の注文住宅

隣地側に玄関があると奥まった印象になるので、開けている西側にアプローチを兼ねた来客用スペースを設置。2台分のカーポートを設置しても暗い印象になることを避けての設計です。
メインの外壁は耐久性にも優れている『ガルバリウム鋼板』でスタイリッシュな見た目にし、正面から見える外壁は『スタッコフレックス』と『福杉』でカッコ良くなりすぎずアクセントにも◎

しっかりと深い軒がでた玄関ポーチ。玄関入り口までのアプローチ動線を広げることで視覚的に奥行きを感じ、動きのあるデザインなっています。
お施主様支給の門柱も目立つ場所につき、存在感がでています。
また、玄関ドア横にはFIXの型ガラスを配置することで視界を遮りつつ、光は取り入れられるよう設計されています。

扉付きの玄関収納は、急な来客にも生活感を隠す事ができプライベート空間を維持できるメリットもあります。十分な収納力があるのでご家族の季節ごとの靴や外で使える用具なんかも収納できます。

南面に配置された大きな窓から玄関までは採光が抜けて明るさの確保がされ、建築家により考えられた設計です。

寝室は子ども部屋と隣接させず、プライバシーを守る設計です。4.5帖+収納を居室内に確保し、北側に高窓を設けることで効率的に採光を確保しつつ、外からの視線を遮ってくれます。

将来分割できる2室の子供部屋は、3.75帖ずつスペースを確保。必要最低限なスペースではありますが、子どもの間に過ごすスペースとしては十分です。また、ウォークスルーのファミリークローゼットと隣接しているため、収納面でもストレスを感じにくくなっています。

動線が長くなりがちな平屋でもストレスなく快適に住まえるように、回遊動線を複数組み合わせ、効率的な生活・家事動線にするためメインの収納部分である通り抜け可能なファミリークローゼットを中心とし、各方面からアプローチできるようになっています。

採光を取るのに不利な隣地側にトイレ・洗面・お風呂と水回りがまとめられています。奥の長い敷地形状に合わせて、奥に続く形で並べられているので、無駄な廊下を減らしまとまったスペースを確保。洗面化粧台はアイカで三面鏡の中に小物類は片付けられるので隠せる収納がお好きな方にはぴったりです。

洗面・脱衣室からすぐにアクセスできる位置にあるグラフテクトのⅡ型キッチン。キッチンの通路は二人が通れるくらいの広さが欲しいとのお施主様の要望を踏まえて、広めの間隔で配置されています。

LDKはL型のまとまった空間とし、キッチン・ダイニング・リビングがとかくに感じられる位置関係です。南の庭に大きな窓を設けて開いており開放的な印象です。

和室はLDKに隣接させて配置。個室にもなるので来客の宿泊、子どもの遊ぶスペースやお昼寝にも適しています。室内には収納棚もあり、おもちゃの収納や本棚として活用できます。

南面にはリビングからそのまま出られるように配置したウッドデッキが良い遊び場となります。あたたかい日差しがたっぷりと注ぎ、気持ちよく過ごすことができます。