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家づくりノウハウ
公開日:2023.03.30 最終更新日:2023.05.22

丹後地域(京丹後市・宮津市・与謝野町・伊根町)の気候を徹底解説!丹後地域の積雪量でも耐えられる家づくりのポイントとは

雪景色
住宅性能の向上によって、寒い地域の家も昔より暮らしやすくなってきています。
しかし、どこの住宅会社で建てても同様の品質の家が手に入るという訳ではありません。特に、建てた後に変更できない家の構造や躯体の部分は、建てる前にしっかり検討し、より良い家づくりを実現させたいですね。
快適性・デザイン性を兼ね備えたマイホームを完成させるために、ぜひ最後までご覧ください。

目次

丹後地域の気候

丹後地域(京丹後市、宮津市、与謝野町、伊根町)は、京都府の最北部(日本海側)に位置しています。気候は四季の変化に富む日本海型気候で、夏は気温が高い日が続き、晩秋から冬にかけては「うらにし」といわれる季節風とそれに伴う時雨現象で、不安定な天候となります。冬季には平野部で50-80cm、山間部では1mを超す積雪が見られることもあるため、豪雪地帯に指定されています。更に12~2月の日照時間は全国平均と比較して短く、青森市・秋田市・新潟市と同じ程度の短い日照時間の地域であることも特徴です。
要するに「夏は猛暑で、冬は長く厳しい」気候条件の厳しい地域なのです。
このような気候条件の中での家づくりでは、住宅の断熱性能を確保することに加え、冬の暮らしがスムーズになるような様々な工夫が必要になってきます。

雪に強い家は地震にも強い

大地震への備え

地震大国である日本においては『50年に一度にくる』大地震への備えとして、家を建てたり購入する際に、耐震性を無視することはできません。耐震性の指標として、現在幅広く用いられているのが耐震等級です。耐震等級は、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で、施主に判りやすい耐震性の判断基準です。
「耐震等級」「構造計算・許容応力度計算」について、詳しくはこちら『高性能』という理由~R+houseの耐震・構造計算~をご覧ください。

多雪地域

建築基準法では、地域ごとに構造計算に必要な積雪荷重の数値が定められており、垂直積雪量が1m以上の地域を多雪地域(区域)といいます。丹後地域は垂直積雪量が1.1~1.5mの多雪地域になり、その積雪荷重を構造計算の際に加味する必要があります。つまり、雪が多く積もるということは、それだけ建物にかかる負担も大きくなるので、多雪地域に指定されている地域の建物は、一般地域に比べて重さに耐える頑丈な建物にしなければいけないのです。
多雪区域表

「多雪地域での等級2」≒「一般地域の等級3」!?

雪が載っている計算で等級2になる場合は、雪のない季節は一般地域での等級3と同等の強度があると言われています。
さて、丹後地域にお住いの皆さまは、実際に積雪が1mを超えるような冬をあまり経験されたことはないと思います。(山間部は例外ですが…)雪が多い年でも5~60㎝積もることが、1シーズンに2~3回あるかないか程度です。そんな中で、構造計算(特に許応力度計算)をして耐震等級2をしっかりと確保できていれば安心と言えるのではないでしょうか。

構造計算は義務ではない?!

この耐震等級を取るための構造計算は、床面積が500㎡以下の2階建て木造住宅では義務化はされていません。ほとんどの戸建て住宅は500㎡以下ですので、特に必要が無ければ構造計算をせず、家の強度は簡易的な壁量計算で確認されています。構造計算には費用はかかりますが、地震にも雪にも強い家を建てるためには、普段から構造計算を行っている住宅会社にご依頼されることをお勧めします。

ここからは、積雪地域ならではの屋根・間取りの工夫や特徴をご紹介します!

積雪地域で必要な屋根の工夫

いくら頑丈な家を建てて、多雪地域での耐震等級2を確保したとしても、実際の暮らしの中には、積もった雪をどう処理するか…という、家の強度とはまた別の大きな課題があります。積雪地域において、冬季の出勤前の雪かきは避けては通れない重労働です。更に住宅が密集しているエリアでは、屋根から落ちる雪が隣接する住宅の土地に落ちたり、外置きの住宅設備に落ちたりしないような配慮も必要になってきます。
丹後地域の積雪量では、住宅における屋根の雪の処理方法は、自然滑落方式と耐雪方式の概ね二種類に分けられます。
雪の積もる街並み

屋根の種類と特徴・注意点

1.自然滑落方式(落雪式)➡屋根に勾配をつけて、自然な落雪を促す

・雪が落ちる場所を確保し、事故の危険性が無い場所にする
・雪が落ちる場所は隣家に迷惑をかけない場所にする
・雪が落ちる場所が雪かき導線を邪魔しないよう配慮する
三角屋根

2.耐雪方式(無落雪式)➡緩勾配の屋根の上で、雪が自然に溶けるのを待つ

・屋根、柱等の構造を強化し、雪の重量に耐えられる家づくりが必要
空と雪
このような事は、家の屋根だけではなく、カーポートや倉庫でも同様に検討する必要があります。また、地元の住宅会社・工務店であれば、その地域の特性を理解しているので問題なく隣接した住宅・周辺環境に配慮した家づくりが出来ますが、特に注意が必要なのは規格住宅など、敷地や周辺環境を考慮しない住宅を購入する場合です。屋根の向き・形状によって、雪が落ちる場所を計画できておらず、隣家に迷惑がかかったり、雪かきを必要以上にすることになったり…ということも起こりえます。年に数回のこととはいえ、事前にしっかり検討し、不要なトラブルは避けたいものです。
株式会社大村工務店/R+house京丹後は、昭和25年創業の地域密着の工務店です。隣接した住宅・周辺環境に配慮した積雪地域の家づくりについて、お気軽にお問い合わせください!
お問合せ・資料請求は「こちら」から 

積雪地域の住宅の設計で大切な『道路と家の関係』

家の周りの雪かきの範囲は、時間の節約と体への負担も考えて、できるだけ狭くして減らすことが理想です。そのため、積雪地域で住宅を新築する場合には、敷地のどこに家を配置するかがとても重要になってきます。

前面道路から玄関までのアプローチの長さ

雪かきの範囲を減らすためにはアプローチは短い方がいいのですが、これは周辺環境や敷地のどの方位に接道しているか、接道面の長さはどれくらいか…なども関わってきますので、短ければ短い程良いという訳でもありません。敷地の形状や方位の関係で、前面道路と玄関までのアプローチが長くなってしまう場合は、インナーガレージやカーポートを活用することで解決できる場合もあります。

除雪した雪の置き場の確保

除雪車が置いて行った雪と玄関やガレージを除雪した雪の置き場も必要です。雪かきの範囲を少なくしても、除雪した雪を置くスペースがなく、少し離れたところまで運ぶことになっては本末転倒です。また、他人の敷地や道路に捨てることも、当然ルール違反で、トラブルの原因になります。自分の敷地内に雪の置き場を確保しておきましょう。

家の配置はプロに任せるのが一番

「家を敷地のどこに配置するか」は実は設計に深く関わってきます。配置によって間取りが決まってしまう部分も少なからずあるのです。配置を決める要因は

広さ・法規制・道路・方位・駐車場・庭・眺望・周辺環境

などがあります。家を建てる時に、間取りだけに注目しがちですが、注文住宅ではプロが敷地を読み込み、暮らし方のご要望と配置との折り合いを上手くつけていく中で間取りを決めていき、土地や周辺環境、暮らし方にフィットした家になるので、住み始めてから違和感を感じたり後悔がありません。
設計のプロである建築家についてはこちら「建築家との家づくり」をご覧ください。

積雪地域の家づくりに必要な耐震等級・工夫〈まとめ〉

雪がたくさん降っても、家や雪かきの事を必要以上に心配しないで済むことは、冬を快適に過ごすためにも、とても重要なことです。

・家の強度→構造計算をして多雪地域での耐震等級2は一般地域の耐震等級3と同等の強度

・屋根の形状→落雪式にするか、雪を落とさず耐雪方式にするか敷地の広さや周辺環境によってベストな選択をする

・道路と家の関係を考え、雪かきの範囲をできるだけ少なくする

雪が積もる地域での家づくりは、その地域の特性を理解した工務店にお任せいただけるのが一番です!
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